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ダイドードリンコ静岡オープン 2002
「地元でぜひ、結果を残したい」 地元在住の藤田寛之が、V戦線浮上
浜岡コースまで、車で40分。
今大会は、静岡県袋井市の自宅から、「唯一、通えるトーナメント」だ。
大学卒業後、葛城GCの研修生として、出身の福岡県から移り住んで、今年で10年目。
「勝つ勝たないは別にして、この大会で、V争いがしたい」
この地にすっかり根をおろし、地元意識も強い。
身長168センチと小柄で、飛距離こそ出ないが、強風下のコントロールショットには定評がある選手だ。
昨年、ツアー2勝目を上げた8月のサンクロレラクラシックでも、4日間、北海道・石狩川からの強風が吹き荒れる難コンディションの中、プレーオフに勝っている。
「今週の浜岡コースも、みんなには相性がいいって言われながら、毎年どこかで、コースのワナにはまって結果が残せていない。去年も、空回りして17位でしたから…」“今年こそ”、の思いは、人一倍強い。
春先からスタートダッシュをかけて「年間の順位を、上げていくタイプ」。だから毎年、この大会で、「最初のピークを持ってくるよう調整している」という。
「トレーニング、ラウンド合宿…オフにいろいろ取り組んできた成果を出す意味でも、ここで良い結果を残したい」
藤田の自宅がある袋井市は、今年のサッカーワールドカップ開催地として盛り上がりをみせているが、ここで勝って、“プロゴルファー藤田”の存在も、大いにアピールしたいところだ。