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ジョージア東海クラシック 2002
「ご褒美ですね!」
決勝ラウンドにかけられていた15番パー5(540ヤード)のイーグル賞100万円は、藤田寛之が独り占めだ。
前日3日目。
ドライバーで300ヤード地点まで運んだティショット。2オン狙いのクリークは、ピンまで7ヤードのグリーン奥に運び、そこからSWで、直接カップイン。
昨年までの藤田なら、刻んだホールだ。
会心のティショットをしたときに限って3Wを握り、それでも、ギリギリ届くか届かないか、というホールだった。
今年になって修正を加えたスイングと、新しいドライバーの相乗効果で、飛距離が伸びた。
このイーグル賞獲得は、そのたまものに、ほかならない。
100万円は、複数の選手が達成した場合、均等割りすることになっていたが、結局、決勝2日間でイーグルを奪った選手はただ一人で、藤田の丸取りに。
「思いがけないビッグマネー。なんだか、頑張って練習してきたご褒美みたいで、とっても嬉しいですね!」
ワイルド系へのイメージチェンジと、生やし始めたヒゲ面を、ほころばせた。
写真 = 大会協賛のセントラルファイナンスより、100万円を受け取って「来年は、優勝賞金を!」と藤田。