Tournament article
ジョージア東海クラシック 2002
「コースに必死でしがみついてます」
童顔の顔に、無精ひげ。
最近、伸ばし始めた。
「これから、ちょっと、“ワイルド”に行こうかな、って…(笑)」
優合子夫人の反対も押し切って、「“刈り高”」3ミリのバリカンで、生え揃わせる、計画だ。
イメージチェンジも図りつつ、今週は、ショットの調子も万全で三好に乗り込んできたのだが、「ちょっと、“コース”にやられちゃってますね…」。
昨年より狭くなったフェアウェーに深いラフ。
しかも、ティグラウンドで視覚的に構えづらいホールがいくつかあり、「スイングが、小さくなっちゃって。気持ちが、コースに、負けてる感じなんですよ」
それでも、萎えそうになる気持ちを懸命にこらえながら、とにかくフェアウェーキープに徹し、この日ラフに打ち込んだのはわずか3ホールだけだった。
「グリーンもうねってて、長いのは、まず入らないし、計算して良いスコアを出すことは難しい…」と、頭を悩ませることばかりの難コースで、通算4アンダー3位タイ浮上。
「力尽きそうになりながら、コースにやっと、しがみついています」
生えかけのひげ面に、逞しさをのぞかせた。