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Philip Morris K.K.Championship 2002

ブレンダン・ジョーンズは翌最終日、その足でいったん帰国予定

「もし勝てたらビッグプレゼント、きっと喜んでくれるね!」

先週からバッグに入れた5ウッドは、3日目も大活躍。
7ホールのティショットで使い、うち、9番、15番、17番と3ホールでバーディ。
また、ティショットだけにとどまらず、この日は最終18番で、グリーン手前の、池そばのラフからのアプローチにも、用いた。
「ちょっと、ラフが荒れていたからね。ピッチングよりも、より安全に寄せられそうな気がしたんだ」
あわやチップインの絶妙なタッチで、ピンそば50センチに寄せてバーディフィニッシュ。
「最近、フェアウェーキープの重要性を特に感じて、使い始めたウッドだったけど、本当に、いろんな面で役立ってくれているよ」と、すっかりお気に入りだ。

グリーン上でも、冴えを見せる。
長尺パターで次々とチャンスを決めて、同組の伊沢も「強烈、入ってます。明日もやられちゃうと、やばいですよ」と、警戒を強めるほど。
本人も、「ここのグリーンはかなり好き。思ったとおりのラインに乗ってくれるから」と、相性の良さをうかがわせる。

2位と2打差の単独首位。勝てば日本ツアー初優勝。
「そうなれば、ビッグプレゼント…。きっと喜んでくれるだろうなあ!」と、ジョーンズが思い浮かべるのは、婚約者、アデルさんのことだ。
来年12月に結婚予定の彼女には、「しないと叱られるから」と、毎晩、国際電話で結果報告をしている。
今大会終了後にはいったん、帰郷する予定なだけに、「何よりのお土産を持って帰れますように…」と、ジョーンズは、願いをこめている。

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