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ダンロップフェニックス 2002

「本当に緊張しました」佐々木主浩さん


当たれば300ヤードのビッグドライブ、ベストスコアは73の佐々木さんも、ウッズの前では、かたなしだ。
「とにかく今日は1日、緊張しっぱなし。でも世界のスーパースターと一緒にプレーするんだから、それも当然でしょ」と苦笑い。
豪快なドライバーショットも、右に左にぶれてコースを右往左往。
あとで、佐々木選手の印象を聞かれたウッズも、「ナイスガイ。…だけど今日のショットは、ほとんど“まっすぐ”行ってなかったね…」と笑って、そっと肩をすくめたほどだった。
佐々木さんは、大御所・青木功とのラウンドにも恐縮しきりで、ミスショットのたびに頭を下げる。
「せめてパターで頑張ると宣言していたのですが、結局、今日はみ〜んな、青木さんに任せっきりでしたよ…」
メジャーで成功を果たしたほどには、この日のゴルフはうまくいかず、このときばかりは佐々木さんの大きな身体も、小さく縮こまって見えた。

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