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ゴルフ日本シリーズJTカップ 2002

「自分で自分を、誉めたいと思います」

今季ツアー全29試合に出場を果たした今野康晴は最終日にベストスコアをマークして7位タイ浮上

真夏の試合で、2週連続優勝をあげた今野の唯一の心残りは、当初の目標だった、「年間3勝」を達成できなかったこと。
もし、かなえていれば、今ごろは、崇乃子夫人と購入を約束していた憧れの高級外車を乗り回していたところだが、「残念ですが、来年に持ち越しですね…」。
一応は、悔しそうな表情を浮かべたが、その顔には、充実感が漂っていた。

今年、ツアーの全29試合に出場を果たしたのは、今野ただひとり。
デビュー以来、「我ながら、体力には自信がなくて(苦笑)」試合数をある程度、選んで出場してきたが、昨年、肩を痛めてシード落ちしたことで、方針を転換。
復帰を果たした今年は、それまでの“遅れ”を取り戻すために、
「欠場して自宅で練習をするよりも、できるだけ試合に出て、その中で調子を上げていく努力をしよう、と」。
強い決意で、皆勤賞を達成したのだった。

さすがに、「へとへと」でのぞんだこの最終戦でも、最終日に、ベストスコアをマークして、7位タイに浮上したことで、にわかに自信がついた。
賞金ランキングでも9位と、自己ベストも更新し、「ようやったな…と、自分で自分をほめてあげたい」と照れ笑いを浮かべた今野。
「…というか、これまでは、自分に楽させていたってこと(笑)。僕もここまで頑張れることが分かったので、来年は、また別の形で、もっともっと上を目指したい」と、気持ちを新たにしていた。

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