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中日クラウンズ 2002
「どうせ、抜かれるから、と」
中部プロアマを制して出場権を得た白は、昨年10月の東海クラシック2日目2位の躍進に続き、ツアー2戦目の今大会でも、大活躍だ。
9番からの3連続を含む、6バーディ。
午前中は、たびたび、リーダーボードのてっぺんに顔を出したが、「午後は、すごい選手が揃っているから、“どうせ落ちるんだから”、と思うようにした」と、プレッシャーもどこ吹く風。
14番で、右の林に打ち込む大ピンチにも、冷静に対処してボギーひとつにとどめ、65でまわって3位タイに「ショットの精度も、コースマネジメントも、東海のときより、断然に良くなっていますから」と、コメントも、うんと頼もしくなった。
15歳のとき、シングルプレーヤーの父・憲澤さんのてほどきでゴルフを覚え、ツアープレーヤーを目指した。
高校時代は、ゴルフ部がなかったため、「3本だけクラブを持って、毎日練習場に通った」
トレーニングも、「ひとりでは、続かないから」と、野球部の監督に相談し、ランニングに混ぜてもらうなどして、179センチ、86キロのがっしりした体躯は、体力にも自信がある。
子供のころから、たびたび観戦にも訪れている中日クラウンズは、「海外のすごい選手が、優勝をさらっていく」ハイレベルな試合との印象があった。
「そこに出られるだけでもうれしいのに…」
好発進には、本人もビックリだが、初挑戦の和合は「焦点を絞って打っていける、好きなコース」
正確なショットと、もっとも得意とするアプローチ、パットが、今週、如何なく発揮できそうだ