Tournament article
フジサンケイ クラシック 2002
「今年の“川奈”は、30周年記念大会にふさわしい」
「今日は長かったね〜…。フォローの風でも、雨の影響で、ショットが飛ばない。計算も立たないし、カンで番手を決めて、思い切って、打っていくしかなかった。
今日はいつもの川奈と違ってた。こんな寒い川奈も、僕には初めてでしたね。
今日は、11番パー3で、右のバンカーのへりに刺さって脱出失敗。ダボにしてしまったけど、そのあとのホールからは、『もうこれ以上はボギーは来ないだろう』と思って耐えられたのが、上位に踏みとどまれた要因です。
これまでの僕なら、きっとダボのあと、さらにいっぱいボギー打っちゃっていると思うけれど、僕も大人になれたのかな(笑)。
ミスしても、我慢して取り戻せるようになってきた。
ここ2週間、フェアウェーキープ率が2位と、今年に入って、これまでの僕とは、ちょっと違ったデータも出てるんです。それが、自信につながって、今日みたいな“耐える試合展開”で、なんだか、戦えそうな気がしているんですよ。
今年、フジサンケイは、30周年大会だそうですが、今年はその記念大会にふさわしい、天候になりましたね。
何が起きるかわからない…。昨日から、『これぞ“川奈”』というのを、存分に味あわせてもらっています。
ここは、何か作戦を考えても、そのとおりにやらせてもらえないコース。
残り2日も、出たとこ勝負で、頑張ります。
予選ラウンドは、良い位置で終われたことで、色気も出てきました。
僕はいつも、川奈は3日目まで良くて、最終日に崩れる傾向にありますから、今年こそ、結果を残してみたいですね」