Tournament article

東建ホームメイトカップ 2003

強風の中ベストスコア67をマーク、鈴木亨が5位タイ

「最初と最後、締まったね!」
最終18番では、146ヤードの第2打をピン横4メートルにつけ、これを沈めてバー ディ。5位タイにつけ、「最高の上がり!」と笑顔満面でホールアウトだ。 初日の2位発進も、前日3日目の悪条件で脱落した。今季、初めてトレーナーと契約を 結び、新たな取り組みをはじめたばかりだっただけに、「まだ、不安を残していた部 分の“鈴木亨”が出てしまった」と悔しがった。
しかし、沈んだままで終わらないのが、今季の鈴木だ。2日連続の強風下のラウンド にも、前日を返上するベストスコアの67をマーク。 「最初と最後が締まったことで、やっぱり、このオフ取り組んできたことは、間違い じゃなかった、と確信できた」と納得顔。 「いやあ、ほんと、良い開幕戦が切れました!」
今年は、ゴルフの内容と同時に、「外見のかっこよさ」にもこだわる。 今シーズンから、マネージメント契約を結んだ「サムディ」は、藤原紀香さんなど一 流タレントも所属している。同じ事務所の俳優、宇津井建さんなどは、70歳を超える というのに、毎日、影ながら努力して体を鍛えあげ、若々しい体型を保っていること を知った。 「プロスポーツも同じだと思う。もちろん、顔の作りとかそういうことじゃなくて醸 し出す雰囲気のこと。一流選手なら、やっぱり、そういう部分も含めてかっこよくな くちゃ!」さらには、そんな選手ひとりひとりの心がけがゴルフ界を盛り上げていく 材料になる、と自覚している。

37歳を迎える今年は、シード10年目の節目の年。次の10年後を見据え、今年は“改革 元年”と位置付けている。 「ひとまわりもふたまわりも大きくなりたい。いつまでも成長しつづければ、そのう ち、すごい“オジサン”になれるんじゃないかって(笑)。今年の鈴木には、注目し てもらっていい」と、今季第1戦から、積極アピールだ。

関連記事