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東建ホームメイトカップ 2003
<大会みどころ> JGTO競技運営ディレクター 小山和顕
第1戦の東建ホームメイトカップ(旧称・東建コーポレーションカップ)は今年、4 月第1週の開催です。例年より約一ヶ月、時期が遅くなりました。会場も、一昨年の 2000年大会以来2度目の開催となる東建多度カントリークラブ・名古屋(旧称・ 多度カントリークラブ)に戻ってきました。
気候も例年よりすっかり春めいて、選手たちの熱戦は、桜満開の中で繰広げられるこ とになります。 コースは、2000年大会当時より約70ヤード距離を伸ばして、より戦略性を高めまし た。 春先のこの時期ということでラフは短めとなりますが、そのかわりに、固く締まった グリーンが、選手たちを迎え入れます。
全体に砲台となったグリーンは、単に乗せればいいというわけにはいかず、落しどこ ろを見極めて、さらにその箇所にしっかりと止めていく技が要求されるでしょう。 見どころホールは、池をグルリと取り囲むように配置された10番から13番。ファンの みなさまにはこの近辺で腰を落ち着け観戦していただくと、一度に3ホールのプレー が一望できますから、お勧めです。
さらにクライマックスのあがり3ホールは、たいへんにスリリング。 このコースのパー3はすべて池がらみですが、特に16番パー3が池の影響を受けやす く、さらに2段の受けグリーンに、プレッシャーがかかります。 17番パー5はフェアウェイがゆったりと広く、18ホール中、もっともバーディ、イー グルが狙いやすい。選手のダイナミックな攻めのゴルフが期待できるでしょう。
そして、最終18番パー4。ティショットでバンカー、第2打で池がプレッシャーを与 え、クライマックスで、ドラマティックな展開がありそうです。 今季1年を占う、この大事な第1戦。いちばんはじめに微笑むのは、どの選手でしょう か。 谷口徹、片山晋呉、伊沢利光の3人は、次週開催のマスターズトーナメント出場のた め今大会を欠場しますが、そのほかの上位選手は勢揃い。開幕戦にふさわしい顔ぶれ が揃いました。 名古屋市内からも近いですので、ファンのみなさまにはぜひ会場にも足を運んでいた だきたいと思います。
最後に、この場をお借りしまして、毎年、開幕戦を主催していただいております東建 コーポレーション株式会社さまに心より御礼申し上げたいと思います。 ファンのみなさまには、今年も1年間、変らぬご支援をどうかよろしくお願いいたし ます」(日本ゴルフツアー機構 競技運営ディレクター 小山和顕)