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ブリヂストンオープンゴルフトーナメント 2003
袖ヶ浦の高麗グリーンも苦にならない、アジア各地で鍛えた丸山大輔が首位タイ
プロ転向後、8年たっても芽が出ず、2部ツアーのチャレンジツアーを転戦する日々 に、「このままで は、オレの人生、これで終わりかも…」。転機のきっかけをつかみたくて、29歳のと き、アジアンPGA ツアーに挑戦した。その開催コースは、やはり目の強いグリーンが多かったのだ。
「とにかく、思い切ってヒットしていかないと1メートルの距離さえ届かない」そん なグリーンを数多 く経験していくうちに、だんだん苦ではなくなった。そして2000年の『台湾PGA』で は、2位と6打差つ けて圧勝。その会場は「袖ヶ浦の比じゃなかった。世界一、といってもいいほど、強 烈に目が強いグリ ーンでした」と振り返る。
「あれに比べたら、日本ツアーはどの試合だって“高速グリーン”ですよねえ (笑)」。
今シーズンは、そんな下積み時代の努力がようやく花開いた年といえるだろう。今年 これまで23試合フ ル参戦で、トップ10入り8回。賞金ランクは9位につける。
あと、足りないのは優勝の二文字だけだ。
「何度も上位でやっているうちに、プレッシャーも感じなくなってきたし、みんな も、必ずチャンスは 来る、と言ってくれる。僕もなんとか年内には、と思ってます」。今週こそ、念願か なうか。