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三井住友VISA太平洋マスターズ 2003
大会4勝目がかかるジャンボ尾崎は2打差2位タイ
大会4勝目がかかるジャンボ尾崎は2打差2位タイ
73年、92年、94年大会のチャンピオン、ジャンボ尾崎は思わず、苦笑いで首をひねった。
「あーんな長いのが入って、あんな短いのを外すんだもんなあ・・・」。
17番パー3で、手前から16ヤード以上ある超ロングパットを、ど真ん中からねじ込んだ。
その一方で、18番パー5。右奥2メートルの絶好のチャンスを外してパーに終わった。「最後入れていれば、どってことなかったんだが・・・」。
前半のアウトコースでも、1番から4番まで立て続けに入れごろを外したかと思えば、 9番でバンカーか ら直接、放りこむスーパープレーも披露するなど、3バーディ1ボギーの70は通算8アンダーでフィニッ シュに「・・・まあでも、結局トップとの差はそれほどないからね」と、何気なさを装いつつ、やはり気 になるのは首位をキープしたカーチスのプレーぶりだ。
3日目は、最終組で直接対決。その前に、2日間、一緒にまわった中嶋、伊沢に“敵” の様子をしっかりと聞き出して、パッティン巧者という情報を仕入れるや、「明日は、入れ負けしないようにしたい」と張り切るジャンボ。
「あまり変な意識を持たないよう、俺も早めに、良い感じで入れていけたらいいんだが・・・」。
試合のなかった先週1週間、自宅のグリーンでスライスラインを徹底的に練習した成果は、決勝2日のここ一番でこそ、発揮したいところだ。