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サン・クロレラ クラシック 2003

<上位選手>ホストプレーヤー青木功が痛みをこらえて渾身のプレー、36位タイ

優勝争いの組が18番ホールに上がってくるころ。この日インスタートの青木の組は、 最終組に負けないくらいの大ギャラリーを引き連れて、池を挟んだ隣の9番ホールに やってきた。
パーパットを決めて、この日4アンダー、通算1オーバー36位でホールアウトした60歳 を、暖かい拍手が包み込む。照れながら、そのひとつひとつに手を振って、笑顔で応 えた青木。
「今週、これだけのゴルフができたんだから、まあ・・・俺にもまだ先があるのかな あ、って思っているよ」。
左肘に深刻な痛みを抱えながらの出場だった。しかし痛みと不安はひた隠しにして、 みごと予選突破を果たすと、この日最終日も渾身のゴルフ。ひとつ、バーディを奪う たび、腕をくるくると振り回したり、頭の上でおどけて大きな丸を作ったり。声援を 送ってくれるギャラリーとの対話も忘れない。「まあ、今週は目一杯のゴルフがやれ たかな」充実の4日間。口癖は、「とにかく、ゴルフが好きで好きでたまらないん だ」とくに最終日、青木のプレーにはその思いに溢れていた。

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