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JCBクラシック仙台 2004
昨年の今大会5位の高山忠洋が4位タイ
昨年の今大会5位の高山忠洋が4位タイ
昨年のこの大会。最終日に5打差の2位につけ、最終組でまわりながら、前半のうちに崩れて早々にV争いから脱落。
48歳の友利と22歳の宮里優作の一騎打ちを指をくわえて見ているしかなくなった。「あれは・・・確か に寂しかったですね〜」苦笑いで振り返った高山。
それでも、激しいマッチ戦を間近で見られた収穫はあった。ベテラン友利が見せた勝負の駆け引き。若さにまかせて、攻めの一手で猛追した宮里のゴルフ。
それらを見ているうちに思ったのだ。
「俺も、もっと貪欲に勝ちにいっていいのかもしれない」。
優勝争いに絡むたび、プレッシャーでがんじがらめになるのが怖くて、どこか一歩引いて戦っていた自 分に気がついた。
「平常心を心がけようとするあまりに、勝機を逃しているのかもしれない、と。そうじゃなくて、目の前にチャンスがあるなら、もっとがむしゃらに狙っていって、いいんじゃないか。そう思うようになったんです」。
次回の優勝争いは、攻めのゴルフに徹しよう、と決めていたのだ。
予選2日が終わって5アンダー4位タイ。「最終日まで、上に離れずについていって、ぜひあのときの借 りを返したい」。昨年のリベンジを狙っている。