2週前の『ヨンピョンバーチヒルズ日韓男子対抗戦』は、ノンプレーイングキャプテン。大会週の木曜日に行われたプロアマ戦でプレーをして以来、そのあとずっとクラブを握っていなかった。
「･･･というより、握れなかった。実はゴルフどころじゃなかったんです」。

韓国から帰国した翌日の今月7日。台風18号の影響で、福岡県田川市にある実家の屋根が吹き飛んだのだ。
幸い、家族はすでに非難して無事だったが、知らせを聞いて、博多市内で下宿している手嶋もすぐに駆けつけ事後処理に追われていた。

「僕の部屋から、青空が見えていて･･･。中のものも全部、びちょびちょで、もうどうしようもなかった。怪我がなかったのが、せめてもの救いでしたね」。
そんな事情があったから、ようやくツアーに復帰できた今週は「久しぶりに思う存分ゴルフができる喜びに、ひたっているんですよ」。
このまま、上位をキープして、仮住まいの両親に良い知らせをしたい。

• 手嶋 多一