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ブリヂストンオープンゴルフトーナメント 2004
高山忠洋「次への肥やしです」
しかし思いのほか強い水の抵抗が、高山の願いを容赦なく跳ねつけた。
果敢なアプローチはグリーンに届かず、4打目もピンに寄せきれず、消沈の表情で膝を折った。
4オン2パットのボギーに、初優勝の夢は消えた。
首位を守って突入したバックナインは、「自分との戦いだった」と、振り返る。「…良い自分と強い自分が両方出てきて…。追いかけられるのは、苦しいですね」と、顔をしかめたが、その苦い経験こそ、「次への肥やし」。
それを繰り返して成長していくしかないことは、高山本人が、いちばんよく分かっている。