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〜全英への道〜 ミズノオープンゴルフトーナメント 2005

クリス・キャンベル「彼女もすぐに、僕に追いつくでしょう」

いま、日本女子ツアーで活躍中のニッキー・キャンベル選手は、5つ下の妹だ
5月の『中京テレビ・ブリヂストンレディスオープン』では、宮里藍選手とプレーオフで争ったばかりだ。
自分より2年も先に日本ツアーに挑戦し、初優勝も間近、と言われている妹を軽々と追い越したのは、やはり兄の貫禄か。

「いえいえ・・・。こんなに早く勝てると思ってなかったので、自分でもびっくりです。彼女のほうこそ、とても良い選手なので、すぐに僕に追いついて優勝すると思います」と妹ながら、“先輩”を立てたキャンベル。

週に4度は、電話するほど仲良しだ。
「2人とも、とても前向きな性格」という兄弟がよく話すのは、「お互い、早く日本でトップ10に入って、いつかアメリカで戦おう」ということだ。
最終日の前夜も翌日の優勝争いについて、「とにかく、余計なことは考えず、チャンスはしっかりとつかもう」と、話し合った。

そして、「明日はお互い試合を終えたら、東京で落ち合って食事をしよう」と約束していた。
この夜は、妻サーシャさんを交えて兄弟の祝宴。その席上で妹には、初優勝のつかみ方を伝授しようと思っている。

写真上=大会主催のミズノ株式会社代表取締役社長・水野正人氏と、スコットランドのバグパイプ奏者のフランク・ハンター氏と。“バグパイプ”はスコットランドの伝統的な楽器。今大会の表彰式は毎年、ハンター氏が奏でるおごそかな音色を合図に、開会するのがならわしだ。

写真下=大会にご協力くださったボランティアのみなさんと・・・。今大会ではボランティアのみなさんの協力費を、地元・福祉にチャリティされています。

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