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コカ・コーラ東海クラシック 2005

インド出身のジーブ・ミルカ・シンが単独首位

ホールアウトするなり、しきりに首をかしげる。
「ゴルフって、ほんと不思議なもので・・・」。
15番のイーグルを含む65をマークして7アンダー、単独首位。
「・・・でもね、実はこんなスコアが出せるような、体調じゃないんだよ」と苦笑した。

先週、1週間のオフ。同じプロゴルファーで幼なじみのアムリタ・デ・シンさんに会いに、シンガポールに行ってきた。小さいころから一緒に練習してきたアムリタは、ジーブのスイングを知り尽くしている。

「お休みを利用して、久しぶりに彼にじっくり見てもらおうと思って。でも、それが失敗だった」。

常夏の国は、今も気温30℃を超える。空港に着くなり、ものすごい汗。そのまま、クーラーがガンガン効いたタクシーに乗ったのがいけなかった。
たちまち体を冷やして、風邪をひいてしまったのだ。

体温計を見ると「ますますクラクラ来そうで(笑)」正確には測っていないが、帰国した今週も熱っぽく喉の痛みもひどい。

諦めて「あまり無理しないで、静かにプレーしておこうと思っていたのに!!」。
ふたを開けてみればこのスコア。

最終18番では、あわやチップインイーグルというスーパーショットも披露した。
体調不良など、微塵も感じさせないゴルフで好発進。
「気合満々のときだって、こんなスコア出ないのに。・・・ゴルフって、本当に分からない」。
いつまでも、首をかしげていた。

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