Tournament article
アコムインターナショナル 2005
デービッド・スメイルが首位を死守
最終18番。左手前16メートルのバーディパットは、「とても難しいラインだった。ラインに気をとられすぎて、距離感をミスした」。
4メートルもショートさせたが、これを執念でねじこんだ。
台風17号の影響で荒れた天気の中、2位と1打差の首位を守った。
スタートの1番ティで、同じ組の谷口拓也が心配そうに聞いてくれた。
「腰は大丈夫?」。
「うん、ありがとう。大丈夫だよ」。
そう笑顔で答えたもののプレー中もときおり痛むなど、症状は前日までと変わりない。
油断は禁物だが、いよいよ迎える最終日にむけて「ハンディだとは思わない」と、スメイルは言う。
腰痛をかばいながらプレーすることでショットの安定性が増したし、かえってリズム良く回れているような気がするからだ。
「・・・そう、むしろプラスかもね」と、笑った。
最終日は片山晋呉と最終組で優勝を争う。
「カタヤマさんにはたくさんギャラリーがつくし、大勢の中でプレーできることはとても楽しみだね」。
リーダーに、気負いはない。