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ダンロップフェニックストーナメント 2005

桑原克典、シード権の確保にシビアな戦い

ウッズらが華やかに優勝争いを繰り広げるかたわらで、シビアな戦いを強いられている選手がいる。
現在、賞金ランク76位の桑原克典だ。

今年これまでトップ10入りが一度もないのだが、それは95年の初シード入りから初めての経験だ。
同ランク70位内に与えられるシード権保持の危機にさらされて、まさに薄氷の思いをしながらのプレーなのだ。

この日は、ハーフターンの10番までに4バーディを奪って一度は上位に顔を見せたが、12番で3パットのボギーを打ってから、たちまちリズムを狂わせた。

次の13番で第2打をトップしてグリーン奥の林に打ち込んで、またもや3パットのダブルボギー。
14番も3パットのボギー、15番もボギーとあっという間に後退して「それまでノーミスだったんだけど・・・ゴルフってそういうものだからね」と、サバサバと話していたが・・・。

シード権確保には、残り2試合のうちどちらかで今季初のトップ10入りさえできれば、当確ランプが灯せる。
「・・・明日は、ガツンと行きますよ」。
プレッシャーはひた隠し、気丈に話した。

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