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サン・クロレラ クラシック 2005

小山内護「いまは盲腸の手術をしたあとみたい」

いま、ゴルフが楽しくて仕方ない。5年間、悩み続けてきたパッティング。
「でもいまは、盲腸の手術をしたあとみたいにすっきりしてる。あれって、手術したらもう一生、ならないでしょう。あれと一緒で、もう絶対に大丈夫、っていう確信があるんですよ」。

以前は、わずか50センチのパットでさえ打つのが怖かった。フォロースルーで左肩が上がってしまうクセがあった。アドレスで、上体が屈み過ぎなのが原因と分かっていても直せなかった。
「しまいには、コースに来るのさえ嫌なときもあって・・・。ゴルフがちっとも楽しくなかった。できれば、あのころのことは思い出したくないくらい・・・」と、振り返る。

そんな毎日が一変したのは、7月。ウッドワンオープン広島で握った中尺パターが大きなヒントとなった。
42インチのそれは、それほど意識しなくとも上体を起こして構えることができ、いままで悩んでいたのがウソのように、パットが入りだしたのだ。

今週の小樽カントリー倶楽部はトータル7342ヤードと距離が長いが、調子を取り戻したパッティングと、現在ドライビングディスタンス1位の小山内の飛距離を持ってすれば、怖いものは何もない。

「最終日はぜひ、良い位置で回りたい」と、コメントにも自信がにじみ出てきた。

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