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中日クラウンズ 2005

青木功10年ぶりの和合に「痛めつけられた・・・」

最終18番で、第2打をグリーン奥に打ち込んだ。返しのアプローチは、大きくグリーンをオーバーしてボギーフィニッシュ。

「バーディ取ったらボギー、バーディ取ったらボギー・・・。ラフに入ってしまったり、グリーンが硬かったり、思うようにできなかったよ」。

同じ組でまわった片山晋呉にも、悔しそうに語りかけた。
「シンゴはうまいよなあ・・・! 俺は、10年ぶりの和合に痛めつけられたよ」。
ホールアウト後は食事もそこそこに、頭から湯気を出さんばかりの勢いで、練習場へ直行した青木。

「10年ぶりに来てよかった、といえるのは、明日、・・・いやあさってからにかかっている。あさってを楽しめるようにがんばりたいね」。

前日27日(水)には38度の熱を出した。
あれほどゴルフ好きの青木が、コースに来ることさえできず、プロアマ戦も欠場している。

この日は1オーバー60位タイという成績に終わったが、体調が万全でない中で4番、5番で連続バーディを奪うなど、随所で大勢のギャラリーを魅了した。

期待されるのは、2日目の巻き返し。このまま、すごすご逃げ帰る62歳ではない。

写真=初日は、ジャンボ尾崎、片山晋呉とのペアリング。
「小さいとき、青木さんとジャンボさんのサインを部屋に飾っていたんですよ。そんな人たちとのプレーで、今日は朝からすごく緊張して、地に足がつかなかった。ラウンド中は、お2人が見えないところで刺激し合っているのを見て。僕も刺激されて、よいゴルフができたと思う」(片山)。

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