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〜全英への道〜 ミズノオープン 2006

高山忠洋「そのためだけに来ました」

東京ゴルフ倶楽部で行われたセクショナルファイナルを突破して、先週、全米オープンに初挑戦したばかり。
他の参加選手がみな休養を取る中でただひとり、高山がこのミズノオープンにやってきた理由はひとつしかない。

「全英オープンに出る! ・・・そのためだけに、ここに来ました」。

2週前に左手首を痛め、ほとんど調整できないままNYに飛んだ。
会場のウィングフッドに入った。
「体調もゴルフも、一番、悪い状態で行ってしまったから。ミスをうまくカバーしきれずに終わってしまった」。
予選落ちを喫したが、せめて万全の調子で臨めば「自分にも十分やれる可能性はある」との自信を持って帰国した。

大事なのは、何度でも続けてあの舞台を踏むことだ。
今週の目標は、メジャーの2試合連続出場。
全英オープン日本予選のランキングでははるか圏外の高山には、このミズノオープンの上位4人の資格でもぐりこむしかチャンスがない。

「・・・そう簡単にはいかないとは思うけど。とりあえず、前に進むためにはもがくしかないんでね。全力を尽くしてみます」。
最後の一発勝負にかける。

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