今週はじめに吉兆があった。会場入りする直前のことだ。21日月曜日に行った海釣りで、今年初めての黒鯛をヒットした。体長40センチのそれは「プリンプリンして」たいそうイキが良く、その場で刺身にしたら「最高に美味かった」という。

「これは今週、なんか良いことあるんじゃないか･･･」との予感は当たった。
この日初日はフロント９で苦しんだ。
10番までに４オーバーを打って、11番で絶好のバーディチャンスを外した。
「これじゃ、予選通過もやばい･･･」。
暗雲垂れ込めた矢先、14番で「左カップいっぱい」の３メートルのバーディパットを決めたのがきっかけだった。

15番、17番でバーディを奪い、１オーバーまで盛り返すと最終18番パー５でいよいよ快挙達成だ。

いちど２番アイアンを握ったが、思いなおしてスプーンに持ち替えた残り259ヤードの第２打は、「当たった瞬間、でかいと思った。すぐに視界から消えたし、てっきりオーバーしたと思ったんです」。

しかし、実際は手前10メートルから転がって、そのままカップインしたと居合わせたギャラリーが証言した。
「人生初」のアルバトロスでいっきに２アンダーまで上昇し、「今週は、はじめから良いことばっかりで怖い」と笑った。

※アルバトロスを達成した上田には、主催の九州朝日放送より20万円と、開催コースの芥屋ゴルフ倶楽部より10万円が贈られます。
賞金の授与式は25日（金）、上田の第２ラウンドスタート（13時10分）前に10番ティグラウンドにて行いますので、みなさまもぜひご参加ください！

• 上田 諭尉