Tournament article
アンダーアーマーKBCオーガスタ 2006
地元プレーヤー紹介<藤田寛之>
プロ入りと同時に移り住んで14年になる静岡にはゴルフ関係の恩人が多く、福岡には家族や親戚をはじめ、昔なじみの友人がたくさんいる。
トーナメント開催の折には、いずれもたくさんの応援団が駆けつけてくれるのだ。
本人にも、「自分にとって、どっちがより地元なのか?」もはや比較すらできない。
どちらにも同じだけ、大切な思い出が詰まっているからだ。
そして、いずれの地でも「地元プロ」として、地元メディアでも大きく紹介される。
2つの土地で同じだけスポットを浴びる選手はそう多くないだけに、両方で注目されることが誇らしく、「どちらのトーナメントでも良い結果を残したいという気持ちが強くなる」と、藤田は言う。
先月は、静岡で開かれた「ザ・ゴルフトーナメントin御前崎」で4位タイにつけ、地元ファンの期待に応えたばかりだ。
今週の福岡こそ「地元での優勝」という、かねてからの夢実現、といきたいところだが今週は、22日火曜日に激しい腹痛を起こし、市内の病院で精密検査を受けた。
大腸に大小2つのポリープが見つかったこともあり、あまり強気なことはいえないが、幸い薬で抑えられる程度の症状との診断も受けている。
「プレーができるだけでも有難いから。いま出来る限りの全力を尽くして頑張りたい」と、今回は“福岡出身のプロ”として気合が入っている。