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コカ・コーラ東海クラシック 2006

河井博大「次は優勝!・・・みたいになればいい」

この日最終日こそ「違う意味で、事故でしたね」と、苦笑い。地元・春日井市在住の河井は、2打差の単独首位からスタートしたもののズルズルと順位を下げて、「今日は、チャンスといえるチャンスはなかった」と、雨降りしきる中でのタフな戦いを振り返ったが、自己ベストタイの3位には笑みがこぼれる。

先月9月のサントリーオープンでも優勝争いの末に8位タイに入ったが、「あのときは、目の前のことにいっぱいいっぱい。今日は、前より余裕があった」。

もちろん、目標は優勝だったには違いないが、15番のティグラウンドで順位を確認したときも、それほどこだわりを感じていない自分がいた。

むしろ、「こうして、少しずつ経験していくうちに、学習能力がついていく」と、状況を前向きに捉え、難しい上がり3ホールも冷静に、ボギーひとつにとどめて乗り切ることができたという。

これで、獲得賞金も1800万円を超えた。
2000年以来のシード復活にも当確ランプをともせば、さらに上を狙う欲も自然と出てくる。

「今回は3位、次は2位で、その次は優勝!・・・みたいになればいい」。

前日3日目は、「地味な性格だから、地元といっても誰も僕のことを知らないでしょう」と謙遜していたが、最終日はたくさんのファンがロープの外から声援を送ってくれた。

「これで、ちょっとは顔を覚えてもらえたかな。・・・明日からは、あまりウロウロできなくなっちゃうかも?!」と、最後におどけた。

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