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ABC チャンピオンシップ 2006

ジャンボ尾崎が棄権

練習場では、最高の球が打てている。ショットしたり、パットしたりする分には、ほとんど影響はないのだ。
いちばん問題なのは、「コースを歩くこと」。
だからこそ、歯がゆい。

「・・・休んでも同じなんだよ。休んだからって、良くなるわけじゃない。むしろ休んでいるうちに、気持ちまで萎えてしまったらいけないと思って、こうしてプレーしているんだが・・・」。

ラウンドに折りたたみの椅子を携行してインターバルで腰を下ろして痛みを和らげたり、ジャンボなりに工夫しながらのツアー参戦。

それでも、持病の坐骨神経痛をかばって歩くうちに今週は背中まで痛くなってきた。
この日2日目、前半の9番終了後にやむをえず棄権を決めたのだった。

約半年ぶりに、コースに応援に駆けつけたエースキャディの佐野木計至さんがかたわらで、ポツリとつぶやく。
「俺たちがパーッと盛り上げていかないといけないのにね。・・・寂しいよ」。

実は、佐野木さんも病み上がり。
7月末に、心臓の手術をして1ヶ月入院していたのだ。

「・・・俺たち今年は、アクシデント続き。まさに“カットイヤー”だな」と、苦笑したジャンボも、12月に手術を予定している。

「・・・まあ、2人で仲良く切って、来年には新品になって頑張ろうやって話しているんだ」とは佐野木さん。
あの名コンビ復活を気長に待ちたい。
  • 次のショットは、専用の椅子に座って待つ・・・患部に負担をかけないための、ジャンボなりの工夫だ。

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