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サン・クロレラ クラシック 2006

深堀圭一郎「青木さんに、優勝の秘訣を教わった」

初日2位の活躍を見せた全英オープンから帰国したのは、先週の水曜日。時差ボケもいとわず、翌日の木曜日には北海道入りし、連日会場の小樽カントリー倶楽部を精力的にプレーしている。

昨年、星野英正との激戦を制して逆転優勝を飾った思い出の舞台は、さらに距離が伸びてツアー最長コースに生まれ変わった。

「ラフも深いし、より総合力が問われるコースになった」と、警戒を深める一方で、「距離が伸びたからといって、必ずしも飛ばし屋有利にはなっていない。むしろ、より正確なショットの必要性が問われている」。
ショットメーカーの深堀が、ひそかに自信を深めている。

500ヤードを超えるパー4が2つ(3番、16番)もあるが、「しっかりしたショットを持っている人に、よりアドバンテージがある」。
目の前に苦難が待ち受けるほど闘志を燃やす深堀には、難コースも臨むところだ。

この日水曜日のプロアマ戦では、大会特別協賛サン・クロレラのCMキャラクター・青木功とプレーして「優勝の秘訣も教わった」という。

全英オープンからの帰国第1戦は「メジャーで経験したモチベーションを、そのまま維持すれば勝てる」と、青木に言われた。

幸い、リンクスで4日間戦い抜いた興奮は、まだ体の奥底に残っている。
「最後まで気を抜かずに行きたい。難しいコースで、良いプレーができる選手になりたい」。
もし達成すれば史上初となる連覇への熱い思いは、日に日に高まっている。

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