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2005 アジア・ジャパン沖縄オープン 2006

久保谷健一「この位置にいられるだけ幸せ」

首位と1打差で迎えた18番で、バーディパットを外し、思わず同組の2人にぼやいていた。
「ああ〜!!俺も一緒に残りたかったなあ・・・」。

最後のチャンスを決めていれば、この日同じ組で戦った高山と聖志とのプレーオフにのぞんでいたはずだった。
「やはり、17番と18番の2ホール。パッティングが苦しかった。今日はショットも乗らないし、ばらついているし・・・今日はつらいゴルフ。運がなかったです」。

それでも、明るい材料もある。
今大会の獲得賞金は来季のシーズンに加算されるとはいえ、今回の3位タイは2005年度におけるベストフィニッシュ。
しかも、トップ10入りは2003年のダンロップフェニックス以来、約2年ぶりとなる。

「・・・ま。運がない、と言いながら、この位置にいられるのだから幸せですよね」と、自身に言い聞かせた久保谷。
2003年に本格参戦した米ツアーから戻ってから、ずっと低迷が続いていただけに、2006年にむけて良い締めくくりができたようだ。

  • 同じ組でまわった宮里(左)、高山(中)に取り残されたかっこうの久保谷(右)は「俺も、プレーオフに残りたかった」と悔しがった

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