Tournament article
セガサミーカップゴルフトーナメント 2006
セガサミーカップが選手アンケートで総合2位!そのわけとは・・・
会場のザ・ノースカントリーGCのスーパーインテンダント(グリーンキーパー)太田勉さんら、コース管理のみなさんが、丹精こめて仕上げてくださったコースセッティングの素晴らしさはもちろんのこと、選手の人気を集めたもっとも大きな理由は、“ホスピタリティの良さ”といえるだろう。
大会主催のセガサミーホールディングス㈱・社長室 広報部 広報課の夏目義嗣さんは、「大会の開催が決まった当初から、我々の第一の目標は『なんとかして男子ツアーを盛り上げたい』ということでした」と語る。
「選手のみなさんに気持ちよく戦ってもらうにはどうすればいいのか。高いモチベーションを持ってプレーしてもらうために、我々はどういうお手伝いができるのか・・・。スタッフは皆、そのためならどんな小さな努力も惜しまないでやろう。そういう気持ちでスタートしたんです」(夏目さん)。
その一環として、第1回大会からホストプレーヤーの渡辺司をアドバイザリースタッフに置き、「選手の目線に立ったアドバイス」(夏目さん)を参考に、さまざまな取り組みをされてきた。
スタートテントにはドリンクはもちろん、手軽に食べれられ、かつ栄養価の高いスナック類やバナナが常備されてある。
そして何より、選手たちにとって有難いサービスが、開催期間中はコースレストランの食事がすべて無料であること。
しかも、厳選された地元・特産品を使った料理は大好評だ。
たとえば、朝のバイキングで一番人気は、夕張郡栗山町の名産『レッドメロン』。
それと、千歳市郊外に東洋一の規模を誇る大温室『田園倶楽部北海道』で丹精こめて栽培されたトマトだ。
一皿で、いっぺんに4、5切れのメロンを盛っていくものもいる。
韓国のY・E・ヤンは、「これを丸ごとかぶるのが好きなんだ!」と、真っ赤に熟れたトマトを掴んでガブリ!(=写真上)
朝昼のみならず「夕食も、ここで毎日有難く戴いて帰ってます」というのは、宮里兄弟だ(=写真下)。
特に兄弟のお気に入りは、たっぷりとんこつの「ノースラーメン」と「カニいくら丼」。
前日2日目のホールアウト後も、2人仲良くドンブリをかきこんでいた2人は、
「何を食べてもほんとうに旨い!!」(聖志)
「ほんとサイコー、のひとこと。あ、あとハンバーグも美味しいですよ!」(優作)と、口を揃えた。
選手たちにとって、食は何よりも大切な戦う糧。
「それを無料で提供していただけるのはほんとうに有難い。・・・しかもどれも美味しいし!」(優作)と絶賛した。
コース内のレストランの営業を請け負うのは札幌ロイヤルホテル(札幌中央区)。
その外食事業部門の支配人、小野雅人さんらスタッフの皆さんのポリシーは、「お客さまのニーズにはすべてこたえていこう」ということだそうだ。
「体調の悪い方やその方にあったお好みの食材などにも、できるだけご要望に答えていきたい。それは、ほんの小さなことかもしれません。でもそれが、ひいては大会を盛り上げる一助となるならば、と・・・」。
コースの皆さんの暖かいもてなしのお気持ちは、しっかりと選手たちの心に届いている。
※選手アンケートとは・・・ジャパンゴルフツアー選手会が、昨年でいえば合計29の各トーナメントで、そのつど「コースセッティング」や「コースコンディション」「選手に対するホスピタリティ」等、10項目が書かれたアンケート用紙を配り集計し、それをポイント化して各大会のランキングを定めたものです。
セガサミーカップは「選手に対するホスピタリティ」で1位、総合点で2位に入りました。