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ダンロップフェニックストーナメント 2007
単独2位はイングランドのルーク・ドナルド
「確かに、今日はグリーンも硬くしまっていてタフなコンディションだったけど、このコースは自分のゲームに合っているみたい」。
この日ベストスコアタイの67が、何よりそれを物語る。
飛距離で見せるタイプではない。正確性と小技が持ち味。昨年の米ツアーの平均ストロークは69.14でランク4位と、その堅実ぶりが伺える。
今季は欧州ツアーで賞金ランク39位。米ツアーで29位。
いずれのツアーカードも難なく取得したものの優勝がなく、日本初制覇で鬱憤を晴らしたいところだ。
キャディをつとめる6つ上の兄・クリスチャンさんとのコンビネーションは今週も抜群で、しかも最終日は同じ英国出身のポールターとの最終組。
「いつもどおりリラックスしてプレーできれば、優勝のチャンスもめぐってくる」と、自信を深めている。
ルーク・ドナルド
1977年12月7日生まれの29歳、イングランド出身。ノースウェスタン大学で99年から3年間、オールアメリカンの一軍で活躍したあと、2001年夏にプロ入り。年末のQスクールを23位で通過して翌年の出場権を獲得すると、デビュー戦のソニーオープンで13位に入る好調な滑り出し。
そして転向から1年足らずの同年11月、サザンファームクラシックでツアー初優勝。
以後米ツアー2勝、欧州ツアー2勝。またポール・ケーシーと組んだ2004年のワールドカップで母国に優勝を持ち帰るなど、順調にキャリアを重ねている。
また、趣味の絵もその出来栄えは相当なもので、以前米ツアーのオークションで作品を出品したときは、1640ドル(約18万円)で落札されたそうだ。身長175センチ、体重73キロ。