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〜全英への道〜 ミズノオープンよみうりクラシック 2007

白佳和(はくよしかず)「かなり行きたい!」

最終18番パー5が、今年シード2年目の進化のあかしだ。残り250ヤードの第2打は、3番ウッドで2オン成功。

ピンそば3メートルにつけて、楽々イーグルフィニッシュだ。

昨年までは、545ヤードと距離の長い9番はもちろん、この18番を含むすべてのパー5でグリーンに届かなかった。
何度かチャンスを迎えながら、あと一歩で念願の初優勝を逃してきたのは「飛距離が足りなかったから」。
そう判断した白はこのオフ、これまで以上にハードなトレーニングに取り組んだ。

しかし迎えた開幕戦で「あまり成果が得られなかった」と、今シーズンからホールアウト後のトレーニングを朝のスタート前に行うことに。
約20分間、主に下半身強化のメニューで体を苛め抜くことで、少しずつ成果が出てきた。

同時にドライバーは流行のデカヘッドにチェンジ。
シャフトも、硬めのものに変えた。長さは1インチ伸ばして45.5インチ。
ボールも硬めものを使用するなど、徹底して飛距離アップを追い求めた結果、今までより「平均15ヤードは飛ぶようになった」という。

その分、他の小技が「荒く」なり、スコアに結びついていなかった。
コーチの堀尾研仁さんに、特に指摘されたのは、「アプローチのストロークが大きすぎる」ということ。
反省してショートアイアンの練習量を増やし、ようやく全体がかみ合ってきた。

5位タイと、久々の好発進に色気も出てきた。
今大会上位4人に与えられる全英切符。
「日本人に一番近いメジャー…。かなり行きたいです」と、力を込めた。

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