Tournament article

PAR 72 チャレンジカップ 2007

「PAR72チャレンジカップ」 我慢のゴルフでプロ2年目松村道央がチャレンジ初優勝!

初優勝を決めたウィニングパットは、ピン奥3メートルからの下りの速いフックライン。「最後のパッティングのことは全然覚えていない」と語るほど緊張していた。

競技最終日、松村はこの日一度も目をやらなかったリーダーボードを、最終18番ホールで目に入れてしまう。自分がトップに立っていることを知り、一気に緊張レベルは最高潮へ。「緊張のあまり、ショットがどスライスしてしまいました」と、優勝スピーチで語った。

勝負どころとなるこの日、前半は「どたばたとしたゴルフが続いた」という松村だったが、8番ホールのティショットをフェアウェイバンカーへ。あわやボギーかと思われる大ピンチのセカンドショットをピンそば20センチにつけバーディ。このホールでバーディを奪えたことが、後半の松村の気持ちを支えることとなった。

同組でプレーしている桑原と上森が、次々にプレッシャーを与えてくる中、ひたすら我慢のゴルフを続けた松村。今シーズンの『セガサミーチャレンジ〜ゴルフ北海道スイングへの道 』で3位タイ、そしてツアートーナメントの『ANAオープン』では初日トップに立つなど、「『自分でもいけるな。』とは思っていたがこんなに早く優勝できるとは思わなかった」と、自分でも驚きを隠せない様子。

優勝の喜びはまず「いつもお世話になっている両親へ」と話し。日頃あまり呑まないというお酒をこの日に限っては、「今日はみんなで祝杯をあげます」と話した松村。プロ2年目でのチャレンジトーナメント初優勝を果たしたこの日は家族や友人達と一緒に心行くまでお祝いしただろう。

この優勝で松村は『ABCチャンピオンシップ』への出場権を獲得。来週行われる『日本オープンゴルフ選手権競技』へは、予選会を突破しての出場となる。この好調を維持し来週の『日本オープンゴルフ選手権競技』、そして『ABCチャンピオンシップ』での活躍に期待がかかる。
  • 優勝カップを授与される松村

関連記事