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ANAオープン 2008

韓国の金庚泰 (キムキョンテー)がホールインワンを達成

試合では自身初の快挙達成は嬉しさよりも、驚きと安堵が先になった。13番でダブルボギー。さらに14番から連続ボギー。
一気に上位から転落して迎えた16番は、「とにかく2パットのパーで上がりたい」。
そのために、手堅くグリーンの真ん中を狙ったショットがまさかのカップイン。
手前で弾んだボールは運良くピンに命中してポトリと落ちた。

まさにラッキーショットに思わず口をあんぐり。
ましてこのホールには、ビッグマネーがかかっていたからなおさらだ。

賞金500万円は、ほかに該当者が出ても同額が支払われる。
まさにおいしい一振りに、通算6アンダーの6位タイまで盛り返せたが、首位とは5打差。
もはや目標を「トップ5入り」に切り替えるしかなさそうだが、ホールアウト後も笑みが絶えない。

しかも、2日目に17番ホールで現時点ではただ一人のイーグルをマークした金にはもうひとつの挑戦がかかっている。
同ホールで4日間、2個のイーグルを達成した選手には賞金300万円。
「明日、頑張って狙ってみます!」と金。
日本でのツアー初優勝のかわりに今回は、副賞で財布をいっぱいにして帰る。

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