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カシオワールドオープン 2008
ジャンボ尾崎が今季最終戦
ランク138位で、4年連続の賞金シード落ちが決まった。
復活をかけて、コースに向かう姿勢は相変らずの執念だが「まあ、今年は振り返えるほどの内容でもないな」と苦笑する。
練習場ではまずまず思うようなスイングも出来る。
しかし、いざコースに出て4日間やれるかどうかということになると、本人も首をかしげる。
61歳。今や、コースで簡易チェアに腰掛ける姿もすっかり定着しつつあるが「早くあの丸い椅子から卒業したい」。
痛みの軽減にはラウンドを控えるしかなく、やむなく練習ラウンドをしないでぶっつけ本番で大会に臨むことがほとんどで、「そういうのがしんどい」。
2年前に手術に踏み切った腰は再検査が必要で、もう一度メスを入れることも検討中であることを明かした。
17歳の活躍には「高い目標を持って、しかもより遠く、正確に。ティショットに磨きをかけて、飛距離にこだわる姿勢があるからこそ」。
若き日の自分にその姿を重ね「うちに来たときからこうなることは分っていた」と言いながら、今週にも史上最年少の1億円プレーヤーかという勢いに「あそこまで行けるとは思わなかったが。アプローチもパットも去年より上達して取りこぼしもなくなったな」と、改めてその成長ぶりに目を細めた。
そして「来年は遼と対決するぞ」とぶち上げた。
最後に「顔でもな」と、得意のジョークを言い残してコースを去った。