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キヤノンオープン 2008

石川遼が話題のセグウェイを試乗

セグウェイは、排出ガスゼロ。アクセルやブレーキなしで、運転者の重心移動によって進むアメリカ生まれの“充電式立ち乗り電動二輪車”だ。

今大会主催のキヤノンが日本の正規販売代理店をつとめるこのユニークな乗り物はいま、ラウンド用の一人乗りカートとしても注目を集めており、今週は試乗用に6台が用意されている。

前日火曜日の練習日は谷口徹や矢野東が、またこの日水曜日は石川遼がその乗り心地を体験した。

プロアマ戦のインターバルで、18番グリーンから1番ティまで器用にハンドルを操った石川は、「これ、すっごく楽しい!」と大はしゃぎ。
「でも、油断すると危ないっ!」と、たまによろめくシーンもあったが、スリリングなシーンも面白さを増す材料になったようで、この“エコマシーン”にすっかりハマっていた。

さて、大会はいよいよ9日(木)よりスタート。
先のホスト大会3連戦ですべて予選落ちをした石川は、挽回を胸に月曜日から会場入りだ。
前日火曜日は谷口徹との練習ラウンドで技術面だけでなく、プロとしての精神論を説かれ「気持ちが切り替わった」という。
「気持ちの面から損はしたくない。自信を持って臨みたい」と思いも新たに、起死回生を目指す。

ツアー最長の633ヤードは、今大会の名物ホールになること間違いなしの16番パー5で、飛ばし屋として見せ場を作り「2オンを狙っていく」と、力強く宣言。
また最近、出遅れがちな初日を鍵と自覚して、「明日は情けないゴルフはしたくない。3日間、耐えて4日目に爆発したいです」。
優勝賞金4000万円の大一番で、久しぶりに17歳の笑顔が輝くか。

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