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パインバレー北京オープン 2008

「パインバレー北京オープン」の開幕を前に・・・ 藤田寛之

「この試合は選手にとっては大きなチャンス!」とラウンド後、練習をしていたパッティンググリーン脇でアジアンツアーからのインタビューに答えていた藤田。先週の中日クラウンズでは1打差で迎えた最終18番ホールで4メートルのバーディを決め土壇場でプレーオフに持ち込み、試合は最後まで目の離せない展開へ。プレーオフ2ホール目6メートルのバーディパットは、もう後ひと転がりというところで惜しくも外れ藤田は優勝を逃したものの、この数カ月間、苦しみながら取り組んできたスイング改造はしっかり結果を残してくれた。

藤田が日本ツアーとアジアンツアーの共催試合でプレーするのは’03〜‘05の「アジア沖縄オープン」以来。2003年の同大会に優勝した藤田はアジアンツアーメンバーの資格を取得し翌年のアジアンツアー、ヨーロピアンツアー共催による『CALTEX MASTERS PRESENTED BY CARLSBERG, SINGAPORE 2004』でプレーした経験も持つ。日本ツアー初の海外開催となるこの「パインバレー北京オープン」の開幕に向けて藤田は「試合に向けての取組み方やプレースタイルはいつもと変わりませんが、中国の歴史的建造物の1つ、“万里の長城”の近くで日本のツアートーナメントが開かれているというのは今までにないことでワクワクしますね」と、開幕に向けてこの日もパッティング練習を入念に行い、準備に余念がない様子だった。

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