Tournament article
パインバレー北京オープン 2008
初日トップと2打差の5アンダーで藤田寛之、中島雅生、野上貴夫の3選手が好スタート!
3選手はいずれも初日を終わってトップと2打差の4位タイと好位置をキープした。
昨年のチャレンジツアーのカニトップ杯チャレンジで優勝を挙げるなどチャレンジ賞金ランクで5位に入り今季のツアー前半戦の出場優先順位を獲得した中島雅生。ツアーに本格参戦となった今年は開幕戦から現在3試合予選落ちなしの調子をキープしている。
好調をそのまま北京に持ち込んだ中島は、初日16番でいきなりサードショットをぶち込むイーグルを奪うなど北京でも”ニュー・マサオ”は健在。「16番ホール(613y)のイーグルは、距離も長いし風向きもアゲンストだったので3オン狙いでいきました。セカンドを刻んでいったが左のラフに入ってしまいました。幸いラフとボールの周りに隙間があったのでラッキーでした。残り129yをピッチングウエッジで打ったらグリーンにワンバウンドして直接カップに入りました。ここのところドライバー、アイアンともにショットが悪くて自信を持って打てていないです。今日もなんとかパターが入ってくれたから良かったです。たまたまですよ。出発前に父(中嶋常幸プロ)から『良い経験をしてこい』と言われました。目標は4日間で2ケタアンダーまで伸ばして優勝できたらいいですね。」と謙虚に語る中島のプレーに注目だ。
一方、先週の中日クラウンズで惜しくも近藤智弘にプレーオフの末敗れた藤田寛之も好調をキープ。
「後半グリーンが乾いてきて多少速くというか硬くなっている部分がありましたね。日本のグリーンと少し違って芝が元気というか芝目がありますね。見た目重そうに見えるんですが意外と行く感じがあってその分ショートしてしまうところがありましたね。そのあたりのグリーンがトリッキーですね。」とポイントはグリーンとコメント。
「今日もトップが7アンダーですか?やっぱり大きなスコアを出す人がアジアンツアーにはいるんだなという感じは受けましたね。まずは自分がスコアを伸ばす事ですかね。ある程度しっかりしたショット、パットをキープしてできるだけ上位で常にいれるようにしたいですね。今日は天候も良くてアンダーパーで回っている選手が多かったようですが天候の具合によってはスコアも変わってくると思うので、やはり自分がしっかりしていないと上位では戦えないと思うのでいい状態をキープしたいですね。今のところ先週から状態的には良いと思うのでその辺りを崩さないようにプレーしていきたいですね。」と語るも疲れはピークに来ている様子。
「先週終わってからすぐ中国に入ってきているという事もあるので多少疲れが取れない部分もありますが、今回は日本からトレーナーの方も一緒に連れてきていますので、そのような面では今回万全の体制で来ていますので日本の環境とほぼ変わらずやれています。」となんとか体調を維持している。
また、初めての海外でのツアー開催については「大会としてはコースも環境も良いし、セッティングも良いので参加していてすごく楽しいですね。日本のツアーも海外でこのような大会をもっと増やしていかないといけないと思いますね。」と強く語る藤田に日本ツアー初の海外での試合に優勝の期待がかかる。