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PRGR CUP FINAL 2008

明日はしびれながら・・・飯島博明

トップに浮上した飯島博明
千葉県香取郡多古町の「ゴルフ倶楽部成田ハイツリー」で行われているチャレンジトーナメント最終戦「PRGR CUP FINAL」3日目は、昨日の大雨もあがり快晴とはいかずともうす曇り、そして微風の好コンディションの中行われた。

昨日2位の飯島に2打差をつけ首位でスタートした内藤寛太郎が、3日目のこの日スタートの1番パー5でバーディを取り幸先良いスタートを切ったもののその後、バーディを奪えず5番、9番、12番とボギーを叩き結局74のトータル5アンダーで2位に後退した。

一方、内藤を横目にこの日チャージをかけてきたのが前日2位の飯島博明。飯島は4番、パー3で1mにつけそれを入れてバーディ。昨日ホールアウト後に「守る所は守って、行く所は行きます。」と言っていた通り、前半はノーボギーの手堅いプレーに徹した。GOサインを出した8番、パー3では3m、9番、パー4では5m、折り返しての10番、パー5でも2mと3連続バーディ。「前半は無理せずにグリーンの真ん中に真ん中にという感じで落ち着いてプレーできました。」と完ぺきゴルフを展開。そして14番でも左4mを沈め10アンダー。この時点で2位の内藤に5打差をつけ大きく引き離す。この日初めてのボギーは16番、パー5。「後半はやっぱりちょっと意識して固くなかったかな」と話すようにティショットを左に外して4オン2パットのボギー。「ティショットでボールを置きに行こうと思って中途半端なスイングをしてしまいました。」と反省。

そして迎えた最終18番、パー4ティショットを左に外した飯島は、セカンドを上手く打ち見事カップ奥4mにオン。「グリーンの傾斜でボールが動きそうだった。」と微妙な傾斜に止まったボールをそっとアドレスした瞬間ボールが少し動いてしまった。すぐさま競技委員を呼んで状況を説明、1打罰のペナルティを科せられ最終ホールをボギーとし8アンダーで3日目を終了した。

「明日は後半しびれてくるのはわかっているので、それを踏まえて今日16番から18番まで明日のしびれを想定してプレーしてきました。明日につながる練習になったと思います。明日は自分のゴルフができるように集中してプレーしたいですね。」と話す。

2001年にチャレンジで2勝を挙げ賞金ランキングで2位になった実績がある。その資格で2002年のツアーに前半戦出場したものの不運の足のけがにより賞金シードを取ることができなかった。「あの時の悔しい思いがあるので、今度は下から抜いてやるぞ、という気持ちはありますね。」と最終日優勝してツアーでのリベンジを図りたいところだ。

「緊張するなと言っても無理なので、明日はしびれながら自分がどんなゴルフができるのか、今までやってきたことを明日できるようにしたいですね。そのために今までやってきましたので。」と飯島自身が明日のチャレンジトーナメント最終戦、最終日を一番楽しみにしているかもしれない。

大会開催コースのゴルフ倶楽部成田ハイツリーの隣のコースであるグレンオークスカントリークラブに所属する飯島。地元の声援も武器に今まで培ってきたすべてを明日の最終日にかける。
  • おどける最終組の飯島と内藤
  • 18番でペナルティの飯島
  • 今日もキャディと名コンビの飯島
  • 明日の優勝に期待がかかる

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