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三菱ダイヤモンドカップゴルフ 2009

ブレンダン・ジョーンズが単独首位浮上

強風がやんだとはいえ、そうやすやすと回れるコースではない。前半は、本当にここは大洗なのかというゴルフ。飛んで、しかも曲がらないショットを武器に、ジョーンズが軽快にスコアを伸ばした。

松林に囲まれたホールが多く、「風の影響を受けにくい」というアウトコースで伸ばせるだけ伸ばした。

7番は276ヤードの第2打を、4番ウッドで3メートルにつけて楽々イーグルを奪った。
8番では、花道からチップイン。

12番まで1日7アンダーに「それでも、まだ他にもチャンスがあったのに」と悔しがるから恐れ入る。
難しい16番、17番で連続ボギーを打ったが、それも計算のうちだ。

上機嫌でホールアウトして、ニコンのチャリティフォトコーナーに臨んだ。
日本に来て9年。通算8勝。
今や、たくさんのギャラリーに囲まれる人気者が、小さな女の子と一緒にカメラに収まり「B・Jと呼んでください」。
自身の名前の頭文字を取ってついたあだ名で自己紹介。
そんな気さくさ、律儀さも人気の秘密か。

それに、今週はどんなことがあっても怒らない。
この7月で2歳になる長男のキリンくんが、一緒だからだ。

物心ついてから、応援に来てくれたのは、今回が初めてだ。
お父さんがプロゴルファーであることは分かっているようだが、実際にボールを打っているのを見せるのはこれが初めてだ。

この日も朝の練習場で、父の打席の後ろに陣取り可愛らしい声を上げた。
「ワ〜オ、パパすごいや! もっと打ってみせて!」。
ねだられて、悪い気はしない。

いざスタートは、あまりにはしゃいで走り回るものだから、妻のアデルさんに無理矢理言って宿に連れて帰ってもらったが、最終日はせめて18番ホールだけでもいいから観戦して、父親の優勝の瞬間を見届けて欲しいものだ。

ただ、ひとつ問題はキリンくんがその時間に起きていられるかどうか。
最終組のホールアウト予定の14時30分ごろは、ちょうどお昼寝の時間帯。
ギャラリーの大歓声に、息子が目を覚まして・・・という状況なら最高だが?!

  • 1回1000円のニコンのチャリティフォトコーナーで、笑顔を振りまくジョーンズは「明日も応援してね!」と

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