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日本オープンゴルフ選手権 2009

日本一決定戦で、2週連続Vがかかる池田勇太は

先週のキヤノンオープンで、4打差つけて今季3勝目をあげた23歳が悩ましげに言った。「もちろん来週も獲りたいし、再来週も獲りたいし・・・」。

まずターゲットは今週のゴルファー日本一決定戦。
「日本オープン」は、過去2度のローアマチュアを獲得している思い出深い大会でもある。
最初が千葉学芸大高3年時の2003年。
そして2度目が、東北福祉大は4年のときの2007年。当時は年末にもプロ入りを控え、「ツアーでもそこそこやれる」との自信を持つことが出来た、節目のタイトルでもあった。

プロとして、改めてその舞台に立った昨年大会は、15位タイと感触はまずまず。
今年は、すでに今季3勝。しかもここ3戦で2位、3位、1位とトップ5をキープして、これには本人も「かなり良い状態だと思います」と、自画自賛。絶好調のまま初のタイトル獲りに挑む。

もっとも先週は、ドライバーショットの不振で、ティショットに若干のブレを見せて、フェアウェーをキープできなかった。

それでも、会場の戸塚カントリー倶楽部は比較的、幅を持たせたセッティングが幸いして、かろうじてボールはラフまで行かず「ファーストカットキープ率なら俺が一番。ほとんど、フェアウェーから打つみたいにプレーが出来た」と、妙なところで自慢してみせたものだが、「この調子じゃ来週はコースが難しいから不安だな」ともこぼしていたから、大会主催の財団法人 日本ゴルフ協会が、威信をかけて仕立て上げた舞台に立ち向かうには15日(木)の開幕までに、そのあたりをどこまで修正できるか。

ちなみに、さらにこの翌週には、用具契約を結ぶブリヂストンが主催する「ブリヂストンオープン」も控えており、義理堅い選手にとってはこれも喉から手が出るほど欲しいタイトルで、「どれもこれも勝ちたい」と欲張る。

こうなれば、いっそ3週連続優勝で・・・。
いずれにしても、そんな偉業も達成してしまいそうな勢いが、いまの池田にあることは確かだ。

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