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ブリヂストンオープン 2009
池田勇太が首位タイに
最終18番は、20ヤードのアプローチがあわやチップイン。ピン竿に当てるOKバーディで、地元ファンを沸かせた。
今大会は、千葉学芸高校3年と、東北福祉大2年時に、2度のベストアマを獲得。
いまも祖父祖母が住む実家は、ここ袖ヶ浦カンツリー倶楽部から自転車でも15分位内で来られるという立地条件で、幼いころから慣れ親しんできたまさに“庭”だった。
また、主催のブリヂストンにはデビュー前から世話になっており、2位につけた前夜も食事の席でスタッフに、今大会への熱い思いを打ち明けていた。
5年シードがかかった先週の日本オープンも、やはり勝ちたい気持ちで一杯だったが、「今週はそれ以上だ、と」。
池田にとって、ゴルファー日本一決定戦よりも欲しいタイトルが、このブリヂストンオープンなのだ。
賞金レースは、1位の石川遼に約1900万円差の2位につけ、優勝賞金3000万円の今大会で勝てば逆転する可能性も大いにあるが、「賞金は、あとからついてくるものですから関係ありません」と、強い口調で言い切った。
人一倍、義理人情に厚い23歳のモチベーションは、あくまでもお世話になった人たちへの恩返しにある。