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ブリヂストンオープン 2009

地元・千葉県在住の鈴木亨が5位タイ

5アンダーで迎えた最終9番でボギーを打って、「僕は相変わらずツメが甘い」と苦笑したが月曜日に左手首を痛め、クラブも握れない状況に陥った選手にとっては、4アンダーは最高のスタートだ。

出場も危ぶまれた状態から、ツアーに帯同するフィットネスカー「プレジャー」で献身的な治療を受けて、どうにか戦えるところまで持ってくることが出来ただけでも、幸いだった。

出身の岐阜県から開催コースの地元・千葉県に移り住んで早11年。
故郷と同じくらい応援してくれるファンも増えて、そんな人たちの前での好スタートに、自然と笑顔もほころぶ。

前日水曜日は、コースから車でわずか20分弱の自宅でくつろぎながら、ゴルフ雑誌を読みあさって開眼した。
中でも石川遼のレッスンで「そうか、遼くんはそんな風にして打っているのか」と、感心した箇所があり、それをさっそくこの日、実践してみたら手首もそれほど痛まずにプレーが出来た。

「まだまだ試行錯誤だけれど、これが本当にモノに出来たらお宝です!」という43歳は、残り3日も18歳のイメージで戦ってみる。


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