Tournament article
三井住友VISA太平洋マスターズ 2009
賞金レースを争う2人は…
池田はスタートの10番からボギーが先行。しかし、その理由をテーピングでグルグル巻きの右腕には求めず「自分の組み立てが、良くなかった」。
翌最終日は7番のティショットから競技を再開する。「残り3ホールは別にどうもこうも…明日はとにかくボギーを打たないように行きたい」と、気持ちを入れ直していた。
一方の石川は、スタートの1番からバーディパットが決まらない。いきなり2メートルを外し、さらに14番では1.5メートルもないチャンスを逃した。
「インパクトで緩んでいた」。
そのため、パターのもともとのロフト角がわずかに開いてボールの回転が悪くなっていたという。
それも、日没サスペンデッドが決まり、コースから引き上げて来てすぐに薄闇の中で行ったパター練習で、すぐに修正出来た。
再三チャンスにつけながら、ずっとパーが続き、行けそうで行けない展開も、勝負に出た16番で、2メートルを沈めて断ち切った。
さらに17番は、ラフに外したミスショットを最近、習得したてのロブショットでカバー。ピンそばにつけて切り抜けると続くチャンスの18番パー5は、グリーン右手前から見事な寄せでバーディを奪い、「リズムを崩さずに折り返すことが出来ました」。
スタートから2つスコアを伸ばして暫定ながら、首位と5打差の通算7アンダーは、「決して絶望的じゃない。優勝争いが出来る位置」と、前だけを見つめている。