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ダンロップフェニックストーナメント 2009

敗れたロベルト・カールソンは

昨年の欧州ツアー賞金王は「今日は私のベストラウンド。言うことなしの内容だった」と、負けてもポジティブ。
むしろ、「最初の18ホールは僕のほうが良いプレーをしていた」と、自信満々だった。

1打差2位からスタートした最終日は前半4バーディでたちまちモリナリを捉えると、バック9は一歩も譲らなかった。
10番でチップイン。さらに13番で6つめのバーディを奪い、最後まで容赦なくプレッシャーをかけ続けた。

また迎え撃つモリナリも、真っ向から受けて立った。
ひるむことなく応戦し、プレーオフ2ホールを含めて両者ともボギーなし。
2位以下に6打差つける欧州勢の一騎打ち。
揃って日本で、力の差を見せつけられたこと。
40歳のベテランにとっては勝ち負けよりも、まずはそのことに価値がある。

「2人でトップ争いが出来たことは僕らの誇りです」。

だがもちろん、モリナリに日本ツアー初Vを譲ったままで、引き下がれるわけがない。
「また日本に来るよ」と、約束した。
初出場の今大会は、「素晴らしいトーナメントだと分かったし、凄く良い1週間でしたから」。次の再来日の目標は、今さら言うまでもない。

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