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〜全英への道〜 ミズノオープンよみうりクラシック 2009
今年、ターンベリーに挑むジャパンゴルフツアープレーヤーは…!?
スコットランド西部の海岸沿いに広がるリンクスコースはしかし、そのたたずまいとは裏腹に風が吹くと様相は一変。
たちまちモンスターコースに姿を変えるという。
ここでの開催は、94年以来4度目となる。
トム・ワトソンがジャック・ニクラウスとの36ホールにわたる死闘を繰り広げて優勝した初回開催の1977年大会は、「Duel in the Sun(白昼の決闘)」と称され、今も語り継がれている名勝負だ。
15年ぶりの開催にむけて、数ホールで改造が加えられ、16番が415ヤードのストレートから455ヤードの右ドッグレッグに。
また17番パー5が498ヤードから、559ヤードに変更された。
3、5、7、8、14そして18番のティグランドの位置も変わり、前回の6957ヤードから、全長7204ヤードに延長されて、より戦略性あるコースに生まれ変わった。
バンカーの数も、ティショットの落下地点を中心に20個増設されたが、それでも計65個は、ほかの全英オープンの開催コースの平均120個に比べて少ないほう。
これはコースが持つ自然本来の魅力を生かし、選手の挑戦意欲をわかせようという配慮からだという。
クライマックスのドッグレッグの18番は、パー4にもかかわらず狙うか、刻むかの選択を迫られるタフなホールで「ここでまた今年も多くのドラマが繰り広げられるはず」と、英国ロイヤルアンドエインシェント(R&A)の役員は予測する。
また、この全英オープン日本予選・最終戦にあたる「〜全英への道〜 ミズノオープンよみうりクラシック」のために、わざわざ来日されたR&Aのジョージ・マクレガー氏とドミニク・ウォール氏は17歳の石川の参戦について、
「若く才能溢れる日本のスーパースターが出場することは、私どもも非常に楽しみ。今日も、あれだけ大叩きしたあとにも関わらず、後ろを振り返らずチャンスを奪い返すなど、ゴルフの基本姿勢も身につけていることに驚かされた。
彼には、リンクスコースで起きるすべてのことが、初めての経験と思うが今回、自力で出場権を獲得したことこそ実力のある証拠。ぜひ結果を出してもらいたい」
と、期待を寄せている。
なお、今年ターンベリーに挑戦するジャパンゴルフツアープレーヤーは、以下のとおり。
片山晋呉 (2009年5月25日時点の世界ランク上位50位内)
ジーブ・ミルカ・シン (2009年5月25日時点の世界ランク上位50位内)
矢野東 (2008年ジャパンゴルフツアー賞金ランキング上位2人)
プラヤド・マークセン (2008年ジャパンゴルフツアー賞金ランキング上位2人)
石川遼 (ミズノオープンよみうりクラシック1位)
デービッド・スメイル (同2位)
近藤共弘(旧・智弘)(同3位)
久保谷健一 (同3位)
※同3位の金亨成(キムヒョンソン)はカウントバックにより落選
池田勇太 (全英オープン日本予選ランキング上位1位)
小田孔明 (同2位)
W・リャン (アジア地区予選)
全英オープン日本予選ランキングと、今大会の上位4人の資格で権利を得た6選手には、表彰式でマクレガー氏より、出場選手の証である選手バッジが手渡された。