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〜全英への道〜 ミズノオープンよみうりクラシック 2009

クラレットジャグが到着

伝統のクラレットジャグは、R&Aのジョージ・マクレガー氏から大会主催のミズノ(株)の水野明人・代表取締役社長の手に引き継がれた!
いよいよ、その扉が大きく開く。全英オープンの出場権をかけた“日本予選”はいよいよ残すところあと1日。石川遼が単独の首位に立ち、初の全英切符にも王手をかけたこの日3日目は、はるばるイギリスから栄光の優勝杯が届けられた。

英国ゴルフ協会のロイヤルアンドエインシェントゴルフクラブ(R&A)のジョージ・マクレガー氏とドミニク・ウォール氏がその手にクラレットジャグを携えてご来場。

クラレットジャグとは全英オープンの優勝カップのことで、その昔、イギリスで行われたゴルフ競技会でチャンピオンの栄誉を称えるため、銀製の赤ぶどう酒用のジョッキを贈ったのが原型といわれている


伝統と栄光のこの優勝杯が、「〜全英への道〜 ミズノオープンよみうりクラシック」に寄贈されたのは、いまから7年前のことだ。

それはこの大会で、93年から始まった“全英オープン日本予選”を通じ、数多くの日本人選手を世界最古のメジャー舞台へと送り込んできたことへの功績が、高く評価されたあかしでもあった。

以来、毎年この大会にR&Aの役員が来日し、直々に手渡されるのがならわしとなっている。

2年前から全英オープンのレフェリーをつとめる村津敬介氏は週末になると、他の競技委員から「お前だけが残ったのか?」と、言われるのだそうだ。

つまり、日本人選手はみな予選落ちしてしまったのになあ、という意味のジョークで面目躍如のためにも、「今年はぜひ、日本人選手に残っていただきたい」と、村津氏はこの日の優勝杯の寄贈式でも希望を寄せたが、みながみな手をこまねていてきたわけでもない。

全英オープンは1979年に青木功が7位、尾崎将司が10位。
1982年に倉本昌弘が4位。
1986年は中嶋常幸が8位。
2002年に丸山茂樹が5位。
2006年に谷原秀人が5位。

今大会で優勝を飾り、この優勝杯を手にした当時ジャパンゴルフツアーメンバーのトッド・ハミルトンが、その翌年のロイヤルトルーンで、オリジナルのクラレット・ジャグを勝ち取ったのは、2004年のことだった。

それまでの13年間を、日本ツアーで活躍してきたハミルトンのメジャー制覇は、とりわけ日本で戦う多くの選手にも希望を与えたものだ。

今年、ターンベリーに出場する予定のジャパンゴルフツアーメンバーは10人。
彼らのうち誰かが、栄光の優勝杯を掲げるのも、決して夢物語ではない。
ここよみうりカントリークラブからはるかに続く“全英への道”。
選手たちの夢と希望を乗せて、いよいよ大会は決戦のときを迎える。

  • 最終日にこの栄光の優勝杯を受け取るのは…!?(左から水野正人・水野(株)代表取締役会長、R&Aのマクレガー氏、同ドミニク・ウォール氏、そして水野社長)

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