Tournament article
中日クラウンズ 2009
矢野東が復調
1番では手前のバンカーから1メートル。2番も奧からのアプローチで1メートルにつけて連続バーディを奪うと、リズムをつかんだ。
最終ホールのボギーには、「まだ手探り状態なんで・・・」と、苦笑い。
それよりも、「今年初めて自信を持ってゴルフが出来た」という手応えに、喜んだ。
1月に参戦した米ツアーのソニーオープン・イン・ハワイのころまでは「ゴルフって簡単だな、と」。絶好調だった昨年までの感覚が続いていた。
見失ったのは、そのあとのグアム合宿からだ。
「フェードを打とうとしているのにドローしたり・・・。それほど大きく曲がるわけじゃないけれど、気持ちが悪くて乗っていけない」。
結局、オフの間に解消されず、そんな気持ちを抱えたまま、シーズン開幕を迎えてしまった。
先週のつるやオープンでは予選落ちを喫し、「ゴルフをやっていてもつまらない」。
その鬱憤も、一気にこの日で晴れた。
リーダーボードを見て、心も躍る。
平塚哲二や久保谷健一らの名前が並び、「仲間の調子がいいと、嬉しいし楽しいですよね!」。
自分も遅れまいと、優勝争いに名乗りを上げた。