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フジサンケイクラシック 2009

武藤俊憲はやや突き放されたが…

ショットがことごとくピンに絡み、65をマークした前日2日目とは一転、この日の武藤は苦戦が続いた。

訴えていたグリーン上の悩みは依然として去らず。2番で3パットをして、いきなり暗雲垂れ込めた。

あれほど、冴え渡ったショットにも精彩を欠いて、富士桜の上空を舞う風の影響からか「自信を持って、振ることの意識が薄れたのかもしれない」と、振り返る。

16番パー3では、池ポチャ。
15番で取ったばかりのバーディもふいにして、伸ばしきれなかった。

結局、イーブンパーで踏みとどまって、通算6アンダーの単独3位は石川と5打差。
「でも、明日18番上がってみないと分からない」と諦めない。

「明日またびたびたつくかも分からないし、それは遼くんにも久保谷さんにも、そして僕にもありえること。そして、もしかしたら、前で回っている先輩方にも言えること」と前向きに、「一生懸命やっていれば絶対に良いことある」と言い聞かせ、大逆転Vを狙う。

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