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猿島 JGTOチャレンジ I 2009
優勝目指して、若手選手が挑む!
20日には優勝を目指す各選手が調整した。
前粟蔵俊太は、チャレンジ開幕戦でプレーオフの末2位と惜しくも優勝を逃したものの、「今年は去年とは違って、練習してきたことが出来ているので」まずまずのスタートを切れた。「プレーオフで負けたものの、自信になった」ことで、その後のツアー2試合でも予選落ちがなく、安定したプレーぶりだ。「レギュラーは耐えていくゴルフだけれども、チャレンジはビックスコアを出していかなければならない。このコースは右に池があると、左のラフを伸ばしてあって、難しい。アウトのグリーンは比較的平坦だが、インはアンデュレーションがある。アウトでスコアを伸ばして、インは我慢していく」とゴルフの組み立ては出来ている。今週は?の質問に「自信があります」と頼もしい答えが返ってきた。
片岡大育は今季ツアー2試合出場し、2試合とも予選落ちだが、2試合とも2日目には67と68をマークしている。初日は「調子が悪い中で、自信がなくモヤモヤした気持ちのまま、プレーしてしまった。2日目は行くしかないと思ってプレーした」結果が好スコアに結びついたのだ。
シーズン最初は「新しいクラブの特性を把握できていなくて、逆球が出てしまい、準備が出来ていなかった」ため、ちぐはぐな成績になったが、今は「調子も良くなってきた。気持ちも前向きになっています」と明るい表情だ。「失うものはないので、ガッツリ行きます」と今週のプレー振りが楽しみだ。
昨年末にプロ転向を宣言した永野竜太郎は、まだその持てる力をみせていない。チャレンジ開幕戦では13位、その後のツアー2試合は予選落ちだった。
「まったく納得できていない。自分の良さである豪快さを出し切れていない。守りに入っていたつもりはないのですが、悪い方にいってしまった。自分の力の50%も出していない」
と悔しさをにじませる。今まで「練習がアバウトだった。いい球を打っていたので、調子がいいと思っていた。そこでどういう球を打つか、どこに打っていくか」明確なターゲットを決めて練習を積むようにした。これで立て直しを図るが、それでも「試合になると、どうなるかわからない」と不安を隠せない。「1打1打集中して、パーフェクトに自分のノルマ」である気持ちの面で逃げないようにする。
「出るからには優勝したい。上位で戦いたい」と、最後は「自分の実力を発揮したい」という彼の実力に期待したい。